シュトーレン 以前は名前を知っていたくらい。
時期が近くなるとパン屋さんの予約受付のポスターなどを見てはもうすぐクリスマスなんだなぁと家の飾りつけを始める合図のような存在だったようにも思います。
そんなシュトーレンですが、家で過ごすおうち時間が増えて料理やパン、お菓子を作る機会も増えた今年は手作りのシュトーレンでクリスマスを待ってみようかとあれこれ試しています。
もくじ
シュトーレンと言えば高い!というイメージでした。
実際に作ってみるとフルーツなどもふんだんに入っていて材料費もかなりかかっているうえに生地を低温発酵でじっくりと育てたり、事前にフルーツを漬け込む仕込みをしたりととにかく手間暇がかかっていることを実感します。
売り物となればそこに人件費やその他費用も考慮すればおのずとお高くなってしまうのがよくわかります。
バターをたっぷりしみこませて粉糖でしっかりコーティングされたシュトーレンは日持ちも長く、クリスマスを待つ間に日々日々いただきながら楽しめるっていうことも考えたら納得のお値段かもしれません。
ですが1人で家計を預かるシングル母にとってはやっぱりお高い(苦笑)
おいしそう!とは思っても中々スーッとは手が出ないのが残念なところです。
ですが市販品を購入するより最小限の材料だけ揃えて自分で作れば1本とは言わず2本、3本と材料の限りで何度でも楽しむことができます!
時間のかかる工程は代用品で時間をかけずに進められるものへ気軽に変えられるのも家庭ならでは!
今年は手作りシュトーレンで楽しむことを決めて、本番用の材料を残して日々試作も楽しみます。
2種類のタイプの違ったシュトーレンを作っています。
1つ目は「ほうじ茶とカラフル鹿の子豆のシュトーレン」。
ほうじ茶生地がふんわり香る柔らかな食感と甘い鹿の子豆が相性が良い。
茶色の生地に緑や白、濃茶の豆が上品に彩ります。
こちらのシュトーレンの生地はオーバーナイト法を使用しているので焼き上げまで2日間。
低温長時間発酵でじっくり発酵をさせるから生地がふんわり柔らかで香りも豊かです♡
生地には強力粉・薄力粉・ライ麦粉を使用。
シュトーレンのギュッと詰まった感じがいい場合には強力粉のみに変更しても大丈夫。
とにかく香りが良くて上品な優しい味がほっとTimeにはぴったり。
やさしい茶色や緑、茶のアースカラーのカラフル豆からは安心感と落ち着きを感じられます。
2つ目は「カシスといちごのシュトーレン」。
鮮やかな赤紫がキレイで目を惹くほか、ベリーの甘酸っぱい香りが心地よい。
元々はカシスパウダーにカシスのピューレでしたが、もう少し華やかな色みと甘さがいいかとストロベリーソースに変更してみたところ色めも甘酸っぱさも想像通りのいい感じ♪
いちごパウダーといちごソースでもやさしいピンクでいいかもしれない!
次はダブルいちごで作ってみようと思います。
マジパン入りに変更して生地との相性もいい感じに仕上がりました。
こちらはギュッと締まった生地で発酵の見極めと焼き加減はもう少々練習と調整が必要ですが後を引くおいしさ。
ひとつ目とは違いこちらは2時間で焼き上げまでしてしまう短時間タイプ。
手軽なだけに食べ過ぎてしまいそうです。
そしてこの2つとは別に先に購入した王道のシュトーレンが一つ。
日に日に味わいもまろやか方向へと向かっているようです(笑)
手作り2種と市販品1種を並べて記念にパチリ!
それぞれ全然別のタイプでそれぞれの魅力がある3種のシュトーレン。
この3種で日々楽しみながら待つ今年のクリスマス、太らないように気をつけよう!
ほうじ茶と鹿の子豆のシュトーレン(長さ約20センチ1本)
- 強力粉45g
- 薄力粉45g
- ライ麦粉10g
- ほうじ茶パウダー3g
- てんさい糖 10g
- 塩1.3g
- イースト0.3%
- たまご 17%
- 牛乳20g
- ほうじ茶(濃いめ)15g
- バター20g
- 鹿の子豆30g
- マジパン
・アーモンドプードル15g
・粉糖9g
・練乳3g
低温長時間発酵で作ります!
170℃でホイル型で蓋をして蒸し焼き15分、170℃で蓋を外して15分。
カシスといちごのシュトーレン(長さ約20cm1本)
- 強力粉140g
- イースト5g
- 砂糖30g
- カシスパウダー10g
- いちごソース30g
- 水 45g
- 塩 1.6g
- マスカルポーネ20g
- ドライミックスフルーツ40g
(彩りがカラフルだとかわいい) - ローストカシューナッツ20g
- ピスタチオやカボチャの種10g
※フルーツやナッツ、種は総量で合わせれば何でもOK - マジパン
・アーモンドプードル20g
・粉糖12g
・練乳4.2g - 仕上げ
・バター10g
・粉糖適量
こちらは2時間の高速仕上げで作ります。
190℃で18~23分焼きます。
ふんわり生地にしたいときは薄力粉をMIXするとふんわりになります。