毎日のパン作りで欠かせなくなった シリコンラップ
以前はパン作りのたびに通常の使い切りラップを使用していましたがパン作りではラップの出番は案外多く毎日のこととなると使用量もパンを焼き終えた後のラップの量も結構なものになります。
たくさんのごみを出してしまうという点も自然環境にもよくないですね!
もくじ
パン作りで使いやすいのはキャンドゥで購入したシリコンラップ。
愛用しているのは22cm×22cm。1枚入り 100円(税別)
だいたい21cm強あるパン作りのボウルにピッタリのサイズ。
シリコンの厚みもほどほどにありしっかりしているのでかけたり外したりが簡単。
生活雑貨店にて購入したシリコンラップは素材が薄くとても柔らかく、ラップがくちゃくちゃになりやすくラップどおしがくっついてしまいさっとかけられずパン作りにはいまひとつ。上手にかけ損ねるとパン生地に落ちてしまい今度は生地とくっついてしまったり・・・。
製菓材料店の枠付きのシリコンラップはかけ損ねもなく使いやすそうだということで検討。収納はできるだけ省スペースに目立たずにというのが希望だったこととお値段が数千円と少々お高いこともあり保留となりました。
その後100円どうかなぁと思いながら試しに使ってみたのが先のキャンドゥのもの。
- パン作りのボウルにちょうど良いサイズ
22cm × 22cm - 100円(税別)で安い
- 素材に厚みがありしっかりしているのでかけやすい
- 洗った後もクチャクチャニなりにくい
- 凸凹を内側に四つに畳んで棚に省スペース収納できる
(都度PPシートに貼付け収納も可)
ほどほどの厚みと素材がしっかりしているものがパン作りにはおすすめです。
小さなボウルで調理したり、小鉢にちょっとかけたりという使い方をしているのがニトリのシリコンラップ。
キャンドゥが正方形で四角く厚みがしっかりしているのに対し、こちらは円形でやわらかいタイプ。
ラップの透明感が高いので上から中身や状態が確認しやすいので不要な開け閉めが少なくて済みます。
こちらは早くできて盛り付けた小鉢にサッとかけておいたり、小ボウルに野菜などを入れてレンジにかけたりと小さくて少量なものに使うことが多いです。
- サイズは大小2サイズ
22cm × 22cm 16cm × 16cm - 2枚組で500円くらい
- 素材はやわらかく透明感があり中身が分かりやすい
- 少々くっつきやすいので余裕のあるサイズのものに使うのが適している
- 洗った後もくっつきやすいのでPPシートに張り戻した方がよい
大サイズは22cmありますが波型の円形のため短い部分はボウルを覆いきれなため乾燥は大敵のパン作りには向きません。
毎日1回パン作りをした場合、1次発酵、天板に並べた最終発酵での使用量を仮に1mとした場合の1ヶ月の使い切りラップの使用量は30m。
作るパンによってはフィリングを包んでおいたり、包餡ようの餡を冷蔵室に入れたりと更に使用量は増えますね!
1本50mのラップを使用しているとするとパン作りだけを取って見ても1ヶ月半~2ヶ月に1本を消費するということになります。実際にはほかでも料理の保存やレンジ調理などさまざまな場面で使いがちなラップですから1ヶ月に1本程度は軽く使い切っているのかもしれません。
日ごろ何気なく使っているラップですが、数字にしてみるとずいぶん大きなものなんだと気づかされます。
パン作りでこれをシリコンラップに置き換えてみると・・・
- 使い切りラップを使用
50mラップが300円とした場合
1mは6円
1日1m使用した場合 1月(30日使用)で180円
以降も毎月180円がかかります。1年間2160円 - シリコンラップを使用
キャンドゥの1枚100円を使用した場合
1日3.3円 1ヶ月(30日使用)で100円
以降、破損まで使えるので2ヶ月目以降は実質 0円。
仮に1年後にシリコンラップを買い替えたとしても大きな差ですね。
ふだん使いの使い切りラップ。
日々の暮らしとは切っては切れない関係!それだけにどんな素材でできているのか?たくさん使い続けるとどうなるのか?なんてあまり考えることも知ろうとすることもなく本当に自然の流れでたくさん使ってきたのだと感じます。
せっかくの機会なので、ほんの少しだけ使い切りラップについても知ってみようと思います。
ラップの大元の素材は「石油」。
材質は主に「ポリ塩化ビニル」「ポリ塩化ビニリデン」「ポリエチレン」など
塩素を含むラップには使いやすくするために添加物も含まれているとか。
ちなみに我が家で使用している使い切りラップの素材は、ポリ塩化ビリニデンで、添加物は2つ柔軟剤と安定剤が含まれていました。 耐熱温度は140℃。
食品衛生法に基づいて定められた「食品、添加物などの規格基準」には適合している商品でした。
商品が包装されているラップは「プラ容器」、家庭用ラップは「可燃ごみ」
ややこしいですね!
同じラップであってもゴミの分別は異なる。家庭用ラップも、プラ容器に該当の包装ラップもその時々のラップの状態でキレイに洗い切れていないもしくはキレイにできそうにない時は可燃に区分したりとしっかりした分別ができていませんでした。
塩素を含むものは低温焼却をするとダイオキシンを発生してしまうために、ごみ処理場での廃棄物焼却は800℃以上の高温で灰になるまで完全焼却することが義務づけられているのだそうです。
高温で焼却されたプラスチックから発生するものにも違いがあるようです。
ポリエチレンからは二酸化炭素・熱・水が発生するのに対し、塩素を含むポリ塩化ビニルやポリ塩化ビニリデンでは塩化水素も発生しているとか。こちらは人体に有害な物質だそうです。
・一番簡単なのは食べきる!適量をつくり食べきるにつきますね。
・冷蔵保存の際はタッパ・フタ付き陶器を利用
・冷凍保存ではジップ袋を利用して複数回使う、肉や魚は包装ラップ上で分割して包み直し再利用して冷凍
・シリコンラップ・ボウル蓋などに置き換え繰り返し使う
ほんの少しの工夫でもひと月の消費量はグッと減らすことが出来そうです。
知らずしらずに有害物質を発生させていた・・・なんてことがあるのです!
知らないとはそういうこと、気をつけたいところですね。
食品表示も見る癖を養って知ったうえで判断する習慣をつけられたらいいのかもしれません。
地球温暖化を助長する原因にもなっているそうなので、子供たちの未来のためにも日々の暮らしの中で工夫でできること「使い捨てラップの消費量を減らす」など意識的にやってみようと思います。あまりにも微力かもしれませんがほんの少しずずでも「いい事」を増やせたらいいですね!
みなさまのパン作りや暮らしの参考になれば幸いです。